たつはなのブログ

身の回りの出来事を徒然なるままに共有していきたいと思います。

【インド】インドの病院は無料!?

「インドに行った人間はみな腹を壊す」

なんて言葉をよく聞くが、全くもってその通りである。水に気をつければ大丈夫でしょ、とか露天の食べ物に気をつければオッケーとか思うかもしれないが、そんなことはない。恐ろしいことにインドで生活しているといつの間にかお腹を壊すのだ。僕は4人で旅行に行って、毎日だれかがお腹を壊しぶっ倒れるという状況に陥り、スケジュールがめちゃくちゃになった。

ある日、その中の1人が限界を迎えた。インドの下痢はエンドレスでフレクエント、さらに発熱を伴い、数日は動くとこができなくなる。それが普通の下痢と違って怖いところだ。僕の友人はそれに加え、頭痛を併発し大いに苦しんでいた。ご飯も喉を通らず、3日間で口にしたのは多少の水とちっさな「どん兵衛」だけ。うめえうめえ言いながら食べていた。日本の味は偉大だ。

そんな状況だったので彼を病院に連れて行くことになり、ホテルの人にどの病院がオススメか聞いてみる。地元の人がみんな行くという病院を自信満々で紹介してくるので信じてみることに。身支度を整えて病院に向かうと、ホテルを出た途端わらわらとリクシャードライバーが現れる。ふだんはUber一択で見向きもしないが、緊急だったので連れて行ってもらうことにした。トゥクトゥクみたいな感じで風が気持ちよかった、、、

リクシャーに揺られること10分、病院に到着する。インドの病院は客層が私立と国立でガラッと変わると聞いていたが、どうやら国立病院の方だったようだ。見るからに人が多く、設備に年季が入っている。病人が床に座り込み、その近くを野良犬がウロついている様子はインドらしさ満載だ。しかし、調べてみるとしっかりしたウェブサイトを持っている国立大学の付属病院のようだ。ちなみにこんな感じ。1枚目:病院に止まっている救急車/2枚目:受付/3枚目:イヌ

f:id:roch8kahi1247:20180930112156j:image
f:id:roch8kahi1247:20180930112201j:image
f:id:roch8kahi1247:20180930112204j:image

地球の歩き方(いつもありがたい情報をありがとう)にインドの病院ではたらい回しにされることがあるので、ちゃんと主張した方がいいとか、緊急をアピールした方が早く診てもらえるなどと書いてあってかなりの不安を感じた。そのため、リクシャーの運転手に交渉し、診察が終わるまで付き添ってもらうことに。受付には銃を持った軍人が立っていて、関係者以外立ち入り禁止を主張してくるので、友人と運ちゃんを残し、僕らは外で大人しく待つことに。30分後、治療を終えた友人が出てきた。

気になる治療は、お尻への注射1本、錠剤2粒、お値段はなんと、0円!!国立病院では国籍、身分問わず医療費はかからないみたいですね。感動…そして、インドの注射はお尻になんですね…友人に聞いたらわりと楽になったようで、その後2日間で完全回復!ちなみに、リクシャーの運ちゃんにアイツのケツどうだった?と聞いたら顔をしかめてました。

というのが今回の体験談。僕らは国立病院に行ったが、私立病院に行くのが無難かもしれませんね。そっちの方が圧倒的に衛生的です…治療費も1000〜2000円ぐらいで済むようです。そして、しっかりとした点滴を受けられるようなので、下痢で脱水気味の人にはいいかもしれないですね。